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きつねのよめいり
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作詞 チロリアン |
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日常から手を放し
楽しさの味のする休憩所
捜し求めて這いずり
落着ける日陰の角の中で
僕は人生を粉にした
口に入る空気の数
君らは僕の為にいたんだね
そんなことを脳裏の下
考えては今の自分の在り方を
後悔する
見回してみては高いつくしの背比べ
僕の頭なんてとどくわけがないと
吐き棄てた弱音の中
あの黄色い蝶々の逝く宛に
体を預けて 僕は
瞼を閉じれば力はいらない
懸命なんて言葉はいらない
偶然という存在を追い求め
いつしか縋ることも知らずに
掴めたかもしれないあれも
叶ったかもしれないこれも
僕は捨てている
プロフェッショナルになる夢
時を忘れ没頭することには慣れて
穏やかな流れの中
卒アルに潜めた青写真を背に
一向に走り回る
そんな夢を夢の内
いつから半端な人になったのだろう
もしかしてあの早朝の目覚め
それともあの子がここを離れた(ときからずっと僕は…
だなんて
湿り浅い笑いの中
同じ道を螺旋に逃げる
また自分を言葉で 飾って
瞼を閉じれば力はいらない
懸命なんて言葉はいらない
偶然という存在を追い求め
いつしか縋ることも知らずに
掴めたかもしれないあれも
叶ったかもしれないこれも
僕は捨てている
不図の出来事を
探したって
架空の自分を
褒めたって
結局伸びないまま
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