|
|
|
ヒトトキ
|
作詞 チロリアン |
|
覚えている心のどこかに
悲しき色と崩れた匂い
捨てきれないこの苦み
噛み締めるとまた苦い
心に沁みるこの味は
時を止めるような一作で
温かいような冷たいような
どうにかなりそうで
旅立つ最後の日に君を見た
あなたの笑顔は僕の心を
冷たい雑巾を絞るように
涙を溢れさせた
夜空がはっきり見えた夜
雲と闇とマンションは
個人を尊重するように
僕に同情してくれていた
必死でベッドにもぐりこんだ
少しでも暖かい所を探った
あなたの存在を一つ誓った
ずっと一緒と思い続けた
涙の意味は涙が教えてくれた
自分で流すものじゃないのだと
悲しきアルペジオにのせて
糸はほどけた
日付が変わる瞬間なんて そんな感覚はないけれど
一秒一秒わたしは愛を 心で叫んで泣いて伝えたくて
指先まで愛をつめて 時を刻むよ
交差点を待つ信号のくれた時間が
もっと長ければと願った
同じ空気を吸える喜びを
ばかに出来ないほど感謝したく思えた
旅立つ最後の日に君を見た
あなたの笑顔は僕の心を
冷たい雑巾を絞るように
涙を溢れさせた
|
|
|