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春の雨
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作詞 唄仔 |
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春の雨が降る頃に 逢いにきてくれますか?
桜の花びら舞い散り 白い傘に貼りつく
新しい赤い長靴もすっかり濡れ 何時間待ったのかな?
春の雨が止む頃に あなたはいないのですか?
澄んだ青い空を見上げ 寂しそうに浮かぶ虹
見つめて僕はゆっくりと俯き 水溜りに問いかけた
水鏡に映る僕の顔は 泣きそうな目をしていた
花びらヒラリと落ちた 僕の涙と同時に
待っているのに どうして来てくれないの?
僕を迎えに来てくれないの?
君に手を差し伸べられて 僕はその手をとるんだから
春の雨が降る頃に 約束してくれますか?
互いの小指絡ませて あの歌を口ずさむ
優しい雨音聞きながら君は 僕の目を見てくれる?
春の雨が止む頃に 約束守ってくれますか?
けれど君は困ったように 眉をひそめた
そんな姿をどうしても見たくなくて 桜の木を見上げた
花が散った桜の木は 緑の葉をつけていた
最後の一枚ヒラリと落ちた 僕の涙と同時に
待っているのに どうして来てくれないの?
僕を迎えに来てくれないの?
君の手が冷たくなっていて 僕はその手を温めるから
春の雨が降る頃に また逢えるのですか?
白い傘を差して 赤い長靴を履いて
優しい君はこんな僕のことを いつ見つけてくれる?
春の雨が止む頃に また約束してくれますか?
空に浮かぶ虹の橋の下で 指きりしたい
いつかまた逢える日を僕は 待っているから
春の雨が優しく降る…
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