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すべてが君一色だった
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作詞 唄仔 |
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狭い部屋に一人きり
殺風景な世界しか知らない僕は、何のために生きればいいんだろう?
厚い壁に隔てられて
暖かさに気づくことなく時が過ぎ、僕は大人になった
震える体抱き寄せて
影の中でしか息ができないのを理由に、逃げていたのかもしれない
悲痛の叫びをあげる
誰にも届かないはずなのに、ある時君がやって来た
「大丈夫。ここにいるよ」
そう言って頭を撫でてくれた
君の手の大きさに、思わず零れた涙
すべてが君一色だった
一人じゃないって気づいた 生きる意味を教えてくれた
君がいたから変われたんだよ
あの日の僕、さようなら
現実を知ったその日
僕は迷わず逃げることを選択した、無意識のうちに殻に閉じこもる
結局は一線引いてる
隔たりなんて普通にあることが、こんなに寂しいものなんだね
「泣かないで。傍にいるから」
優しく僕を包み込んだ腕
君の温もり感じ、小さく零した言葉
すべてが君一色だった
現実と向き合うこと 殻から抜け出さなきゃいけないこと
変えるのは自分次第なんだ
君はそう、強く呟いた
僕が知らない世界を見せてくれた
「ありがとう」だけじゃ伝わらない思い
温かい君の手をそっと握った…
すべてが君一色だった
嬉しい時だって 悲しい時だって いつも君だけだった
心から笑える日が来るなんて
僕は思いもしなかった
すべてが君一色だった
僕が笑顔になると 君も眩しいくらい笑顔になった
君がいたから変われたんだよ
あの日の僕、さようなら
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