|
|
|
劇的大改造
|
作詞 Mr.小林 |
|
僕は今 真っ暗で 何も無い部屋のドアをノックする
「すいませ〜〜〜ん」
って大声出して
「誰かいますか〜〜〜」
なんて聞いてみて
でもさ いくら待ってもさ 返事返ってこないからさ
思い切って僕は そのドアをゆっくり開けてみた
真っ暗だ
暗闇だ
闇が体を満たしてく
誰かいる?
誰もいない
そんなことさえも分からない
戻ろうか
進もうか
そんな自問自答を繰り返す
「つまらない人生だね」
ってどこからか 俺に話しかける声
誰だ!
どこだ!
今どこにいる!
もういっぺん俺の前で言ってみろ
俺には何にも分からねぇんだ
真っ暗だ
暗闇だ
俺の視界では何も捉えられない
ああそうか やっとわかった
ここは他ならぬ俺 俺の心の中
何もない 空っぽの部屋
俺の心には何も無い
ガスだって 電気だって 水道だって
なんも通ってない
誰もいない
友達なんて 必要なかった
真っ暗だ
俺に光など射さない
そこは寒い
温もりなんて捨ててきた
あの声は どこで 誰が 俺に 言っていたのかは 分からないが
もしも ここに いるの ならば
「ありがとう」
そう伝えておいてくれ
明日 僕は 今の 僕を 捨てて 旅に 出ます
行き先なんて決める暇は無いさ
着いたところで休めばいい
また 今度 貴方に 再び 出会える 時は
見やすいように
楽しいように
凍えないように
部屋の準備をしておくからさ
この部屋で この中で
この 僕の 心の 部屋の 中で
豪勢なパーティでもやろうか
その時は 是非さ 出席してくれよ
招待状を送るから
じゃあ
またね
いつか 逢う時を楽しみに
さぁ 始めようか
僕の 僕の心の 僕の部屋の
劇的大改造
|
|
|