|
|
|
うつつのゆめ
|
作詞 きなこ餅 |
|
静寂は気付くまでが心地よかった
誰も居ない 焦燥に駆られて
でも、駆け寄る胸も無かったから
放射状に伸びていく 青空が刺さる
包んでくれない 覆い隠すだけ
直線上に待ちわびた 人影が揺らぐ
全ては蜃気楼 ただ 徒なだけ
カーテンの波 部屋に押し寄せて
海が同じテンポで聴こえる
独りだ このどうしようもなく
広い 狭い 世界で 独りだ
でたらめでその場凌ぎの箱庭に
種を蒔いた はやく、ねえ 会いたい
次に、思い出した日はいつだったか
環状線に続いていく 感情が叫ぶ
抜け出せないと 蹲ったまま
涙滴型に吐き棄てた 熱核の歌を
誰かが聴いてたら とか 泣き出した
夏色の窓 隔たりで余計映える
雲が離る 知らない場所へ
独りだ このひたすらなほどに
怖い 怖い 世界で 独りだ
そんな夢を見た
だけど
それが夢なのか
だれか
錆付いた指 鍵に触れてみる
海が同じリズムを刻んだ
独りだ このやるせなさだけが
胸が 痛い 世界で 寄り添う
|
|
|