|
|
|
そっと嗤って
|
作詞 きなこ餅 |
|
然りげ無い優しさが 全て演技と知った 今更に
孤独の甘酸っぱい哀しさが ゆらり舌に広がる
幾億の嘘を浴び この躯は賞味期限切れ
流す涙は穢く 只管黒く暗くなるばかりで
目映い星に呪いを呟く 貴方に届けばいいと
憎悪の流れ星は全て焼き付くし焦がすから 愛さえも
お願い 泣いて 鳴いて 哭いて 醜い小鳥よ
私と共に永久(トワ)に朝陽に怯えていよう
独りで 跳んで 飛んで 翔んでいった貴方に
せめて最期を惨い終わりならいいと そっと嗤って
繰り返した名前に 全て奪われて行った そう、貴方
記憶の片隅にまだ居るの 暈けた世界の果てに
幾億の夢を捨て あの光さえ到頭絶えていた
唯一つの愛 無闇に白く塗り潰したけれども
脆い月が深紅の血の色 滴る雫の先は闇
孤りの旅路は枯れ葉で埋め尽くされていて 彷徨いそう
お願い 泣いて 鳴いて 哭いて 死んだ小鳥よ
私と共に只、狂気に溺れていよう
独りで 跳んで 飛んで 翔んでいった貴方の
遠い背中に狙い定め撃ち落とせたら そっと嗤って
素敵な顔に銃を向け全部吹き飛ばせたら そっと嗤って
|
|
|