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墓石の重み
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作詞 きなこ餅 |
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嘘だ
新緑が眼球を貫いて
ありったけの日差しは涸らす
信じていたのに
爪が割れているようです
血が滲んで 赤く咲き誇る
綺麗ね
向日葵をもいで 墓前に飾って
はみ出た手を 押し込んだ
これは償い だから全部全部
始めからやり直すの
嗤う
黒煙に煤けた青空
飛べない羽をばたつかせては
堕ちていくばかり
声が掠れてお似合いです
髪がへばりつき 汗が淀みながら
無様ね
一歩あとずさって 墓前に怯える
間違い探し 昨日とは
何が違うか それはきっときっと
叫んで駆け出すの
歌う
背後から 今日奪った声が
歌う 歌う 歌う
足首を掴んで 引きずる
行き先は 分かりきっていて
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