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落下↓
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作詞 きなこ餅 |
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フェンス越しの
空は高く高く澄んでいた
雲は白く輝き流れていく
髪を撫でる風はきっと許してくれる
優しく終わりを迎える私を
踏み出した一歩は天国へ昇る為
躊躇った一歩は地獄へ堕ちそうで
そもそもそんな場所すらあるのかと
自問自答を繰り返す さっさと逝けば解るのに
幾千も悩み 決心したから
誰も話してくれなくなった時も
机の落書きを目にした時にも
落下↓の道を見つめる
フェンス越えて
空は遠く遠く離れていく
雲は白く輝き流れていく
落ちる体 目をそっと閉じている
静かに終わりを迎えるんだね
踏み出した私は大地へ向かってく
躊躇った私も大地へ向かってく
逆様の景色暗闇へ吸い込まれてく
疑心暗鬼を繰り返す これは正しい答えなのか
数秒の悩み 後悔はしてない
ふと目を開けば夜になっていたんだ
あの星のどれかに私はなるのだろうか
今見ればその煌めきが美しく
今見ればその美しさが悲しく見えた
落下↓の世界で想うの
そこで意識は途切れた
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