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やがて晴れるまで
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作詞 きなこ餅 |
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始めは嫌で 仕方がなくても
いつの間にかどうでもよくなるのさ
人間って そんなものだろう
透けたシャツに 訪ねてみる
幾つも散ってゆく 儚くはない
つまらないことで立ち尽くす僕なんかより
ずっとずっと力強い 歌声
道端の一円玉 濡れて揺られて 微笑む
安っぽくても 幸せを感じていたい
そっと拾い上げて 暖めてみた
どうか 掌から溢れるのは淋しい雨だけに
好きと嫌いで 分けてしまうには
複雑すぎるから 曖昧にしてた
繰り返すうち 嫌われていた
仕方ないよ 弱虫だから
強まり弱まって 不安定だね
だけど目映い そんな日も必ず来るよ
ふと見上げたら 隙間から 水色
棄てられたビニール傘 片隅で錆びて 泣いてる
もうちょっと早く 見つけてやれたら君に
誰かを雨から 守った日を
きっと 思い出させることができのにね ゆっくり差す
壊れて曲がっても 芯を通してる
君は素敵さ ろくろから伸びる翼に
透明の真珠 破れ目から 高空
僕を鮮明に照らすから
つられて僕も鮮明に笑う
人間って そんなものだろう
湿ったシャツに 訪ねてみる
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