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罪の部屋、窓辺にて。
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作詞 きなこ餅 |
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僕の影が部屋に伸びて
背中に夜を 忍び寄らせて
明日は本当に来るのだろうか
窓で揺れるくもの巣に
僕の 指をなぞって歌った
終わることも さだめだと
狭くて 暗くて ひとりぼっち
僕の心に 誰も触れないけど
夕陽の 真っ赤な 涙は
なんて 綺麗なのだろう
なんて
霞む世界の端っこで
僕の 生をもてあそぶように
風の音は 泣くように
遠くて 脆くて 途方にくれて
足の痛みは 嘘を見のがさないよ
夕闇の 小さな 光は
まるで 僕の姿のよう
まるで
羽のとれた小鳥のように
最期にいつも 震えてしまう
明日は本当に来るのだろうか
軋む床板の下から
僕の 罪が覗いてくるけど
埋めたものは 要らないから
誰かが 見つめる 儚いもの
僕の瞳に わざとちらつかせる
心臓の 真っ赤な 涙は
なんて 温かいのだろう
なんて
夜空が 零した 隠れたもの
伏せた過去を めくる手はいつかの
汚れても 笑って 潰した
なんで 間違ったのだろう
なんで
明日に僕の居場所はあるのか
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