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雪解け
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作詞 きなこ餅 |
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雪の白は一つじゃないんだよって
儚い過去に あなたが零した言葉
あまりにも似つかわしくなくて
私は 笑ってしまったけれど
明日からは独りになることだって
拙い嘘と 私は目を伏せ呟き
視線の先の白は鮮やかで
あなたを また見つけてしまったの
悲しみも 痛みも 雪に染まって
全部全部 溶けてしまったらいいのに
雪解けを迎えたのは幸せだった
煌めいて 雫になって 消えていく
冬の息吹は確かに暖かくなる
身体の震えは 寒さじゃなくて孤独
縋るような瞳で和らいだ
高空に そっと願ってしまったの
あなたの居た あの冬の空に戻って
過ちも 傷跡も 冬に帰って
全部全部 やり直せたらいいのに
綻ぶ蕾のように 溢れた涙は
煌めいて 雫になって 消えていく
雪解けの下 顔をのぞかせたのは春
鮮やかに 色付いたなら 始まってく
あなたの居ない春を
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