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ほたる
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作詞 きなこ餅 |
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暗闇を落とした 宇宙の色を
照らす役目が 僕なんだよ
君は綺麗って 笑うけれど
朝日と共に 消えちゃうんだよ
香ばしいこの夏を
最期まで歌えないだなんて ねえ
教えてよ 未来の捕り方
飛び交う光 流れる涙の川の音
息吹が聴こえたかい それが僕なんだよ
弱々しさを噛み締めても誇る それが
僕なんだよ
奇跡と呼ぶには 儚いかなあ
想う言葉は 届くでもなく
君は気づかずに 掌で包み
幸せをそっと 吸い込んだんだよ
僕の言う「さよなら」に
明日は含まれていないこと
知ってても 「またね」だなんて
消え行く光 一つずつ暗くなるけど
山間を見てごらんよ あれが終わりなの
溌剌と笑う君の横顔を照らす あれで
終わりなの
一瞬を生きてた 僕の光を
暈す太陽に 背を向けて
君は黙って 陰を作る
だけどそれでも 消えてしまうよ
名前の無い 僕の居た夜は眠って
寝息を立て始めた それは終わりなの
見窄らしい抜け殻を抱く君の そして
始まりなの
永遠じゃないから 輝くのかなあ
想う言葉は 届か無くても
君は微笑んで 掌を川に
沈めてそっと 呟いたんだよ
「おやすみ」
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