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雨模様
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作詞 きなこ餅 |
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別れさえ告げられず
眠りに落ちたお姫様に
キスをしても ただ冷たさだけで
遠い遥かな 君の場所へと
窓から飛ばした紙飛行機の行方は
最初から 解りきっていたのに
終わりを迎えるでもなく
途切れてしまった過去と未来
繋げないよ 君が足りないから
手を伸ばしたら 何一つ掴めずに
溢れ出た泪が 邪魔をするんだ
答えのない痛みは 止まらなくて
この街に雨が 降りしきる
小さな紙飛行機すら 叩き落して
淡く確かな 面影そっと
瞼の裏側に浮かべても目を開けば
跡形もなく すぐに消えてしまった
神様の気まぐれならば
今度はその気まぐれでどうか
愛しい人を 甦らせてほしい
今は触れたいよ 赤らんだ頬や耳
思い描く全部が 眩しすぎるんだ
言葉にならない想いが 頬を伝う
この部屋に雨が 降りしきる
あれ、どうしたんだろうね 雨漏りかな
少し疲れたよ ベッドに体沈め
走馬灯のように 廻りまわる記憶と
答えのない問いは 心に沈む
暗闇にも雨が 降りしきる
別れさえ告げられず
眠りに落ちたお姫様に
夢でキスを 明日君が居ると
小さく願って
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