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共鏡
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作詞 きなこ餅 |
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空から陽が消えることと 同じ
夜から星が消えることと 同じ
輝きと 穏やかさを綴る日々から
貴方は去って 絶望だけ遺して
荒れ地に捨てられた子猫が
怒りを抱くその前に お願い
側で 嘘でも良い 愛を謳って
空気さえ冷たいと 笑ってみたら
頬は固まったまま 涙があふれて
幼いままの この心に気付いたの
無謀に続く未来は 共鏡のそれで
どれだけ足掻いても 同じことね
貴方がいない事実に変わりはないから
だけど 生きてしまうのね
言葉に宿した想いさえ
怒りで彩られてしまう お願い
側で 夢でも良い 愛を語って
貴方が嫌いだと 罵ってみたら
何かが崩れた音が 身体を満たした
幼いままの 私には耐えられなくて
ずっと先も見えてしまう 共鏡の果てに
用意された最期など 虚しいだけ
貴方が消えた方角も もう忘れたのに
だけど 生きてしまうのね
無惨な姿映すは 共鏡のそれで
怯えた瞳が私を 見つめるだけ
触れたら壊れてしまいそうな姿なの
だけど 生きてしまうのね
だから 生きて 生きて 生きて
生き抜いて
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