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背伸びした恋
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作詞 きなこ餅 |
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少し世界が冷え始めたら 思い出すのは
ゆらりゆれる あの日の破片
忘れるわけないよ 背伸びした恋を
不安定な関係を それでも幸せと呼んだけど
崩れる何もかもを 塞き止められずにいた
立ちすくむあたしに あなたは振り向かないまま
届かないくらい 遠くたって良かったの
あなたはあたしの誇り それだけでよかった
見えなくても 太陽を覆う雲を散らすような
そんな そんな ささやかな風でいたかった
窓の向こうが色を変えても 動かないまま
ぽつりあたしは あの日を謳う
寂しいだけだった 背伸びした恋を
代わる代わる抱いた未来が いつの間にかくい違い始めて
ぶつかり合ってとうとう 壊れてしまったのかな
ほころんだ想いは 涙を咲かせて散らすの
消えてゆくなら いっそ出会いたくなかった
そんなふうに思ってしまう あたしに嫌になって
胸の中覗けば 太陽は目映くあり続けて
そんな そんな 輝いてたあなたが好きだった
窓の向こうが黒で埋まっても 反対側で
きっとあなたは 輝いてるのね
優しすぎたんだね 背伸びした私に
さよならの言葉は囁かないまま 遠ざかった
そんな そんな ひたむきなあなたが好きだった
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