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朽葉の言伝
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| 作詞 きなこ餅 |
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青梅の香りが 零れてしまうように
私の心も少し 貴方へ漂わせた
だけど其れはもう熟さないから
摘んでくれますか
ぽとり ぽとり 青嵐に振り落とされて
儚く独りで 散り行く拙い青葉
積もる後悔に 眠りを贈りましょう
崩壊を迎える運命にも 希望は残るけれど
今更求めても無駄だから 葬ることにします
当然の末路 記念碑など要らないでしょう
朽葉の言伝を 聴いてくれるでしょうか
新緑の景色の下で 土と成り果てる
この恋心を貴方は踏みつけ
生きてくれますか
ゆらり ゆらり 想いの破片が揺れても
気にせず燃やして それが僅かな祈り
嵩張る記憶を 歌にでも変えましょう
消滅を辿る旋律に 微かな希望も乗せて
最期くらいは華々しく 葬ることにします
惨めなだけの 慰霊碑など要らないでしょう
ぽつり ぽつり 喜雨が降り出したけれど
この恋が育つことは 無いのでしょう
はらり はらり 薫風の中にそっと
身を沈めて遙かげに 飛び行きましょう
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