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改札の向こうの窓枠の向こう
作詞 きなこ餅
人混みと靴音のざわめきが
ふたりをまるで急かすようで
思い出を並べる暇さえなくて

唇から零れたのは 励ましじゃなく
あきれる程に弱虫な言葉たちで
僕はやっぱり 独りが怖いんだね

迫り来る別れの時に 躊躇う君
悩んだ挙げ句の答えは一歩先へ進んだ足
追いかけようとしたこの体と心を
改札は静かに 遮るんだ


旅立ちを告げる音 閉じた扉
今 全て断ち切られたようで
さよならを叫ぶことすらできず

違うよ そんな強さなんてない

瞳が実らせたのは 涙ばかりで
からかう様に流れ行く電車の色
僕はいつでも 終わりに震えてたよ

唐突に訪れたこの 怯えたちと
これから共に過ごして行くなんて ねぇどうしよう
傷つけないままに伏せた愛の前に
改札はひたすら そこにある


消えていく君の乗る影 消滅の光
拭えぬ傷跡もないから虚しさだけが遺ってた
行く当てもないからもう…今は帰ろう
改札に静かに 背を向けて


窓枠の向こうで 君は何で
泣いていたか その答えは二度と解らない


僕は何で 泣き顔にさせたの
泣きながら その問いを家路で巡らせて

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歌詞タイトル 改札の向こうの窓枠の向こう
公開日 2007/08/25
ジャンル その他
カテゴリ その他
コメント [空白の愛]自分の無力さは、痛い程知っている。知らない振りが好きなだけ。
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