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街明かり
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作詞 きなこ餅 |
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野原に寝転んで 見上げたのは空
じゃなくって 佇む君の瞳
夏草を優しく 濡らしたのは雨
じゃなくって 舞い散る君の涙
何万光年の距離を埋めるものはない
あるとしたら それを暈してしまう
ネオンの光のような 健気な嘘
さわさわさわ 歌う景色の真ん中
僕らは散らばる無数の星のひとつ
ただ愛を見つけるのも 街明かりに
惑わされて きっとできなかったんだ
頼りない心を 叩いたのは風
じゃなくって 君が告げたさよなら
幾年も前の光が二人を照らすように
この別れも いつか輝くのかな
そんな風に思わなきゃ 泣きそうだから
さわさわさわ 踊る髪を押さえて
そっと見つめた流れぬ星に願う
君の幸せとほんの少し 不幸を…
隣できっと 同じ想いが空へと
さわさわさわ 離れゆくふたつの影
これからは違う星座を象るんだ
振り返ったら何もかも 街明かりに
隠されてた もう出会うことないよう
ざわざわざわ 人混みに紛れていく
振り仰いだビルの隙間 見えない星
か細い声が今 紡いだのは歌
じゃなくって 行き先のないさよなら
さよなら
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