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安全地帯
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作詞 きなこ餅 |
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襲いかかる現実から逃げ出していた
立ち向かうなんて 馬鹿げてると
傷ついていく体に 救いを求めた
それが 甘えだと知った
力を鼓舞する必要などないのに
他人を見下せる 場所を守った
ぐらついている視界を 瞼で覆って
それが 弱さだと知った
願うべき平和を 退屈と呼んで笑う
逃げ出すのは いつだって早いくせに
愚かさを自覚してないから 尚更怖い
いつだって安全へ繋がる歩道を捜していた
灰色のコンクリートを乗り越えていける
確かな可能性を求めては 見つからないと嘆く
自分で作りあげるものだと 脳は気付かなくて
心を潰して笑顔を作ったのは
誰かに必要と されたかったから
頬の軋んでいる音 聞こえぬフリして
それが 悲鳴だと知った
求めるばかりで 努力さえも躊躇う
求められたら 曖昧に答えるくせに
冷たいのは周りじゃなくて 自分の温度
いつまでも真っ赤なままでいる信号に苛立っていた
暗いままの青いランプに罵声を浴びせ
それすら無意味だと解ったら 許しを何度も請う
ボタンを押さなきゃ変わらないと 脳は気付かなくて
だからほら いつまでたっても 安全地帯に辿り着けない
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