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葛 藤
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作詞 きなこ餅 |
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ずっと ずっと流されてゆくんだ──
透き通った水を眩しい思い出に注いで
いつまでも 綺麗であれと願って
瞳を輝かせていたのも 今はまぼろし
放ったらかしにして 全部腐らせた
薄汚れた世界なんて何処にもなかった
この既に廃れた心が 認めたくなかったんだ
本当は 汚れていたのは自分だと
押し寄せる 時の津波に立ち向かったって
そんなものは無駄だと すぐ悟ってしまうはず
だから だからただ身を任せてしまおう
例え 絶望が繰り返される未来に辿り着いても
僕は平気な顔して 狂ってしまえばいい
遺された未来なんかもう 無意味だなんて
呟いても 屑籠へ棄てず見つめた
答えの見当もつきそうにない テスト用紙
生きてゆけば解る そんなの卑怯だ
捻くれた言葉なんて誰にも届かない
でも真っ直ぐすぎる言葉も 疑われるだけだけで
それだから 嘘にただ塗れていくんだ
絶え間なく 鋭い飛沫は降り掛かってくる
それを全て避けるなど 不可能に決まってるから
だから だからもう受け止めてしまおう
きっと 痛みも慣れてしまえば耐えられるはずさ
醜く生きた歴史を 刻んでしまえばいい
でも 気付いたんだ
込み上げる 言葉にできない渦巻く想い
いつも心は揺れてた 可能性に出会う度に
だから だからもう抱き締めてしまおう
どんな 愚かさも愛してしまえば生きてゆけるんだ
──そうか ずっと僕は泣いていたんだ
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