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それは
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作詞 きなこ餅 |
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それは白かった
絵の具にない純粋な 純情なままで
私たちを魅入らせてくれる光
淀む想いを薄らげるその気まぐれに
何度救われたことだろう
それは青かった
何故そこまで気高く 美しく広がって
私たちを包み込んでいられるのか
胸の隙間に染み入るその優しさは
どこか母の温もりに似ていた
それは赤かった
駆け巡る血のいろ 命のいろ
私たちを生かし続けているもの
ただ切なさに溺れるその哀しさに
涙を流してしまうだろう
それは黒かった
途方なく深い闇と 静寂と
私たちを迷わせてしまうけれど
小さく震え見上げた数多の星に
ただ夢を抱くことだろう
それは空だった
そして世界だった
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