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最後のドライブ
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作詞 きなこ餅 |
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少し大きめの音楽は ふたりの沈黙を隠すため
ハンドル握る手が震える 最後のドライブ
窓から吹き付ける 風が瞳に突き刺さって
それを潤す涙が 本当は悲しみからの涙
音は止み沈黙の車内 ふたりの呼吸
シートとシートの間の溝は 限りなく深い
道は続く灰色の道路 ふたりの視界
互いを見つめることができず いつまでも独り
会話は増えても途切れがち ふたりの距離を思い知る
口笛吹いても終わるよ 最後のドライブ
海から運ばれる 風の味が塩辛くて
それが実は涙だと 認めたのは君も泣いてたから
波は歌う青色の車内 ふたりの呼吸
シートとシートの間の溝は 今でも深いけど
海は続く青色の景色 ふたりの視界
互いを見つめあったら可笑しく いつまでも笑う
会話もだんだん涙声 ふたりの終わりがすぐそこで
見慣れた町並み見えてきた 最後のドライブ
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