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迷路の海
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作詞 きなこ餅 |
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絶望の海で 溺れそうになっている
僕の小さな小さな夢は まだ死にません
諦めた未来が まだ側でちらつくから
ある筈のない可能性を探してしまう
夜が訪れる 陽の昇ることのない
確かな灯りは もう冷めた心で消えた
風が震える 進めと背中を押して
でももう 立つことすら疲れた迷路の海
囈言(うわごと)も途絶え 静寂が支配したのに
僕の小さな小さな夢は まだ消えません
広がらないでいい ただ行き止まりが欲しい
出口は要らない どうせまた迷い込むから…
夜が泣き出す 星は降らないけれど
誰の為に泣くの ここには僕以外居ないのに
風が囁いた 前へと手を引きながら
”だったら どうして死なないで手を伸ばすの?”
諦めたつもりが 必死でもがいていた
生きようとする脳が僕を引き止めている
まだもし 道が残されてるなら
まだもし 命を認められるなら
まだもし 朝を迎えられるなら
まだもし 光を求められるなら
まだもし 岸へ辿りつけるなら
再び 夢を拾い集めた迷路の海
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