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桃色のことづて
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作詞 きなこ餅 |
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「ばいばい」
桃色のことづては象る
寂しさは置いてけぼりなので
手で弄んだあと、かぶりついた
雨が降って水は逃げ出した
日々が架からないから手を振って
無意識のさよならを振り返せばいい?
僕は泣くように笑った。
ちぎれた雲を指で弾く
哀しさは無味無臭だからさ
すぐに忘れるもんだろうよ。
そのくらいでおしまいになった
そのくらいでおしまいになったし
続編などないなら栞はどこに?
ポッケに押し込んでしまえ
きっといつか、ふと、なんとなく
突っ込んだ右手がそいつに気づいて
しわくちゃな、あせた、ぼろぼろの
続きを待ち続けるそいつに気づいて
僕は泣きたくて泣くかな。
でも、
僕は泣くように笑うかな。
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