|
|
|
凍う路、問う未知。
|
作詞 きなこ餅 |
|
九十九折りの夕焼け雲
黒い影へと消える己れが
歩いてきた道は、
次に誰を通すのだろう?
崩れていく砂利の城
大きいだけの夢はつまり
歪で脆いだけで、
其れは己れに良く似ていたのだ。
鳴る。張り詰めた糸が跳ねる。
立ち止まり、己れは気づくのだ。
在るがままで在れば在るほど
己れは、己れで無くなる。
其れも良いのか?
仲間外れの鳥が一羽
荒い夜まで生きてゆけるか。
だが問いは其れでも、
己れに指針を向けはしないのだ。
鳴る。研ぎ澄ました冬が光る。
悴みに、斯くて解るのだ。
誰が為に此の道が無くとも、
己れは、確かに見つけた。
其れで良いのだ。
|
|
|