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宇宙のクリオネ
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作詞 きなこ餅 |
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かじかむ指を絡めあって
冴え渡る天球の振動
吐息はぼくらの間をゆらぐ
途切れ途切れ 確かに途切れながら
それでも あれらは光っていたのだ
黒と青と何らかとの果てしない渦で
ちらりとひかる その白い微かを
ぼくらは 気づくべきだった
三回唱えたい はずだった
真一文字 唇の造形
消えゆく形跡を見ていた
ほろりほろり とろけた夜の砂糖
それから 明滅 なんて明るいんだ
ぼくときみと何らかとの絶え間ない夢に
ふわり近づき 絡めて飲みこんだ
ぼくらは それで終りだった
「ここに答えなんてない」
光るな ぼくはもう思い出しはしないから
「ここに答えなんてない」
光るなってば
黒と青と何らかとの果てしない渦で
ゆらりとひかる その穏やかな敵に
ぼくらは 気づくべきだった
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