|
|
|
まいごのりんご
|
作詞 いるたん |
|
迷子の君は言ってたよ
「美味しい林檎はここにある」
掘り返した純潔を
眩い光が消してった
所詮気休めなの
足元から紡ぐ言葉
謎はお好き?
そう呟く唇も
僕にとってはむずかしい
暗い位 暗い
解けた指先に伝う雫は
君の涙であってるかな?
美味しい林檎はここにある
乾いた影を落として舞う鳥
その眼には何がうつるの
そのくちばしに何をくわえるの
舌の上でとろける現実
お味はどう?
時分は自分に 冷える増える
遠くへ消えた怪物は
しょっぱいランプを残して行った
迷子なのかい 帰れるかい
僕の言葉も 瞳に残った
細い首を愛しむように
そこに何があるというの
謎は好きよ
闇に紛れたキャンディーを
見つけるだけじゃつまらない
君と僕は夢とまぼろし
そんなの嘘よ
だって林檎は甘い
影は暗い
涙はしょっぱい
謎は難しいの
現実は温められて
冷える増える
今まで来た道を照らす錯覚
くちばしにくわえられたタバコは
今日も水に加えられる
|
|
|