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12. THE HANGED MAN
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作詞 珀蝶-Hakuyou- |
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ほら
今もこうやって 雨空の下
僕は蜘蛛の巣に吊るされてる訳ですが
誰のせいだと思います?
貴方はそんな事 興味も無いでしょうけれど
いえ
別に愛されたいとかじゃなくて
もっとつまらない願い事の為ですが
どんな事だか分かります?
貴方はそんな事 想像もつかないでしょうね
蝶は涙を流さない
何故なら望んだ事だから
蝶は後悔していない
終身刑さえ計算内だから
狂ったような嘲笑を自分に浴びせつつ
永遠という痛みに何度も殺され続ける
くだらない位 ちっぽけな確率の為に
全てを放り捨てた事への報い
頭の悪い奴だな と 指差し笑えばいい
永遠を待つ矛盾に 自ら溺れる僕を・・・
むしろそうして欲しい
たとえそれが軽蔑でも
僕は貴方に笑って欲しいんです
破れた羽は囁く
「お前は生きてるべきじゃない」
それでも僕は願う
まだ見ぬ貴方の笑顔を
雨が止んだら見に来てください
蜘蛛の巣の中で貴方の為に死んだ蝶を
・・・そして
出来れば、ですよ
笑ってくれませんか
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