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転送
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作詞 亜紀人 |
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何も知らずに歩いていた幼き夢
蜘蛛の糸に引っ掛かった 夏の朝
黄昏空 世界にひざまづいて
僕は許しを請うた まだ生き残るためだけに
耐えきれずに泣き濡れる 弱すぎる心
秋の夜は 刃を添えても動けなかったんだ
昨日に宛て この声を転送できたなら
『終わらせて 今日の陽が来ないよう』と泣いただろう
世界がもし意志を持つ悪魔のようなモノなら
『教えてよ あなたの壊し方を』と叫ぶよ
慣れない空気 息詰まって 死にかける
知らない声 鳴り響いた 僕の中で
陽は今日も心知らず無邪気に昇るのなら
生きてやる あの糸がそれを拒んだとしとも
明日に向けこの声を転送できたから
『自分自身 希望にして生きて行け』と叫んだ
叫ぶよ ずっと
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