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空虚と空白
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作詞 むらさき |
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どうしようもない心の空虚を満たすに足り得る存在が見つからないのは
世界が空虚であるからだろうか。
空疎な会議に出席しても小鳥が羽を無くすだけ。
ならば懐疑の塊と化して川を渡れば鬼すら避ける道に出会えるかもしれない。
天国とも地獄とも区別のつかぬ世界で修羅を極める蛹。
ただ一つの空白を求め彷徨う蛹。
それが人が人でいる理由。
五月雨が長い眠りから呼び起こす。
胸に宿す魂が潰えても生きるのは心が叫ぶ願いの為に他ならない。
空虚と空白。
それらを過去と共に埋葬するために。
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本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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