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世界の全て
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作詞 むらさき |
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あいつは俺の全てを奪った
復讐するさ
当然だろう?
太陽も月もあいつに呑まれて離れない
俺の闇はデカくなり光が恋しくなる感情も消え失せた
誰か教えてくれ
安らげる居場所を
腹の虫も心臓でさえも鳴くことを忘れてる
覚えてるのは憎まれ口の叩き方だけ
あぁくだらない人間さ
名を呼ばれる事なく一人朽ちて逝くのがお似合いさ
そんな俺に手を伸ばした奴がいる
あいつだ、あいつが来た
俺を嘲りに来たのか?
同情はいらない
優しさもいらない
俺はその手をとらずに黙り込む
あいつは早く立てと急かして無理矢理抱き起こした
普通は嫌がる所だろう
憎んでいる奴なんだから
だけど俺は拒まない
不気味な程に素直になった
だって知ってしまったから
あいつの愛にも似た悲しみを
その時気づいた真実がある
あいつは俺の世界の全て
冷たい雨の降る日に出会ったあの時からずっと
あいつは俺の世界の全て
俺に生きる理由を与えてくれた
いつか煩い鳴きゴエに止めをさすことさ
だからあいつは俺の世界の全て
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