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サブウェイ
作詞 human
僕がいましたとさ
君がいましたとさ

それだけで

「めでたしめでたし」だったのに

僕は色々望みすぎてて
君をもっと知りたくて

キャリアウーマンに ニートが すがっていたんだ

家で寝てるだけの僕だけど
炊事も洗濯も 君に任せて

それでも家に帰ってきてくれた

上司の愚痴も聞かない僕の
世間話は聞いてくれて

それでも笑ってくれていた

そんなある日のことだった


僕は 営業中の君と メールしてて
ふと返信が来なくなって

「返信してよ」って
送ったんだけど

まだ返って来なくて

忙しいのかな、って たまには驚かしてやろうって
駅まで迎えにいったんだ

地元なのに 1年ぶりぐらいに商店街を通って
駅に着いた

そこに 人だかりが出来ていたんだ

嫌な予感がした

人ごみを掻き分けて
警官の制止をふりきって

駅の中に入った

人が沢山倒れていた

壁や地面が はがれてて
血まみれの 地獄絵図で

寒気がするほうへと
吸い込まれるように 走っていった

そこに 大の字に

寝そべっている人がいて

黒焦げてたけど
すぐ 分かったよ

君だ、って


なんで君のいつもの この地下鉄の駅に

爆発物を 仕掛けたんだよ


別に ここじゃなくたってよかったんだろ

犯人さんよ


立てなくなった僕を

警官が 腕を引っ張って
出口まで行かせた

立ち尽くしていると

手の震えかと思っていたら
携帯が鳴っていたんだ

今まで圏外だったから
 今更メールが届いたよ

故彼女から

「ごめん」って。

こっちが 言いたかった台詞なのに




ぼくが 生きてましたとさ
きみは いなくなってしまいましたとさ

だから 僕も

いなくなることにしました




めでたし、めでたし

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歌詞タイトル サブウェイ
公開日 2007/02/18
ジャンル その他
カテゴリ その他
コメント 小説です。あって当たり前の物がなくなる辛さを描いてみました。見てください。
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