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サブウェイ
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作詞 human |
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僕がいましたとさ
君がいましたとさ
それだけで
「めでたしめでたし」だったのに
僕は色々望みすぎてて
君をもっと知りたくて
キャリアウーマンに ニートが すがっていたんだ
家で寝てるだけの僕だけど
炊事も洗濯も 君に任せて
それでも家に帰ってきてくれた
上司の愚痴も聞かない僕の
世間話は聞いてくれて
それでも笑ってくれていた
そんなある日のことだった
僕は 営業中の君と メールしてて
ふと返信が来なくなって
「返信してよ」って
送ったんだけど
まだ返って来なくて
忙しいのかな、って たまには驚かしてやろうって
駅まで迎えにいったんだ
地元なのに 1年ぶりぐらいに商店街を通って
駅に着いた
そこに 人だかりが出来ていたんだ
嫌な予感がした
人ごみを掻き分けて
警官の制止をふりきって
駅の中に入った
人が沢山倒れていた
壁や地面が はがれてて
血まみれの 地獄絵図で
寒気がするほうへと
吸い込まれるように 走っていった
そこに 大の字に
寝そべっている人がいて
黒焦げてたけど
すぐ 分かったよ
君だ、って
なんで君のいつもの この地下鉄の駅に
爆発物を 仕掛けたんだよ
別に ここじゃなくたってよかったんだろ
犯人さんよ
立てなくなった僕を
警官が 腕を引っ張って
出口まで行かせた
立ち尽くしていると
手の震えかと思っていたら
携帯が鳴っていたんだ
今まで圏外だったから
今更メールが届いたよ
故彼女から
「ごめん」って。
こっちが 言いたかった台詞なのに
ぼくが 生きてましたとさ
きみは いなくなってしまいましたとさ
だから 僕も
いなくなることにしました
めでたし、めでたし
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