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名付け親
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作詞 human |
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私を愛しているかと 君は問う
僕は何も言わなかった
声にできない この思いこそが
愛なのだと気付いていたから
傷付きたくないのかと 君は言う
僕は何も言えなかった
傷付く心を 持っているからこそ
君を大事に思っている証拠だから
例えば そう 例えばだけど
刀が鞘に納まるように
紙がファイルに挟まるように
君が僕と 未来を彩るなら
その必然に 愛と名付けたいんだ
そんな声にならない 小さな叫びを
僕の心は 繰り返していたんだよ
届いてないのかと 僕は聞く
君は首を傾げて言った
思いは声に 乗せて初めて
言葉という形になるのと
でもね いや 言い訳がましいけど
愛していると言った所で
好きなんだと言った所で
それ以上でも以下でもなくなるなら
僕の思いに 名前なんていらない
この心だって そう叫んでいるよ
でも声なんて 聞こえないでしょう
例えば もしも もしもの話だけど
僕の思いが 太陽であったとして
声にして愛とか叫んだところで
君に届くのは 木漏れ日くらいで
言葉の限界が邪魔をしているけど
それでも 確かに心は叫んでいる
僕にしか聞こえない
そんな声に
愛と名付けたいんだ
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