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守りたいものなんて
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作詞 亜理沙 |
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きみが寂しさで震える夜も僕はすぐに飛んでゆく事が出来ない。
どうしてこうも臆病なんだろう。
僕もきみも守らないといけないものがあったから。
守りたいものなんかじゃない。
まるでそれは義務のようなもの。
きみを失った今、守りたいものなんて、
あたりまえにあるわけがない。
あの頃、何にたいしても理由を付けていたけれど。
きみを失ってまで守りたかったものは何だったんだろう。
本当に守らなくてはいけなかったものは僕の目の前に確かにあったのに。
難しい理由を付けて離れてしまったけれど。
ただ愛すことが僕達には重荷のようになってた。
愛しているのには何ら変わりないのに。
まるで相手を縛り付けるようにして。
そこにあればいいものを、縛り付けて。
だけど拒みなんてしなかった。
愛しているのには変わりなかったから。
だからこそかな、崩れるのは早かった。
嫌いになったんじゃない。
前より愛が薄れたわけないかじゃない。
それだけは言える。
だって何年も経った今でも僕はこうやってきみを想っているんだから。
だから帰ろう。
きみも同じ気持ちで空を見上げて居るなら。
帰ろう。
僕達が求めていた夢の国へ。
今ならうまく愛せるよ。
きみの幸せそうなほほ笑みが見える気がするんだよ。
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