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脳に記された幾憶もの印
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| 作詞 亜樹 |
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いつの日だっけと
今はただ思い起こすことしか出来ない
それ自体愚かなこと
そうかもしれない
忘れたくないもの
一つくらいあっても
怒らないよね？
忘れたいこと
忘れられないくせに
今日も脳に
ひとつひとつ
刻まれていく記憶
消えていく細胞
昨日もあなたと話した私
どんな会話だったか
まだ覚えている
来年には忘れてる
覚えていたいこと
ずっと覚えてるなんて
無理だよね？
どうでもいいことは
覚えているくせに
明日も脳に
ひとつひとつ
増えていく細胞
消えていく記憶
数十年の人生
死ぬ間際
どこまで過去を
振り返ることが出来るだろうか
そう思った
これもまた
いつかは忘れる
消えないもの
それは自分が生きた
そういう事実
ただそれだけ
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