ご自身で作詞された歌詞を「うたまっぷ」で発表するコーナーです。皆さんのご投稿をお待ちしております!
無料歌詞検索・うたまっぷトップへ
 人気投票
 コメントを書く

無料歌詞検索・うたまっぷトップへ

雪がとける
作詞 七斗
ずっと。


ずっと好きだった。









ダメなヤツって、笑ってもいい。

ドコが好きって訊かれても、うまく答えられない。

価値観も違うし、たぶん、生きる世界も違う。

そして、キミは、他に好きな人がいる。


でも、
・・・でも。

ずっと、好きでいたい。



初めて見たときから。ずっと好きだったんだ。

自分にはないものが全部あった。

自分とは何もかもが違った。

その目も、その髪も、その手も、笑顔も。

背の高さも、肌の色も、声も、泣き顔も・・・



壊れてしまいそうなのに、どうしてそんなに強いんだろう。

まだ、キミのことをなにも知らない。




雪が、降っている。

キミには、他に好きな人が居る。



本当は、沢山話したいんだよ。

だってさ・・・、話したら、もっと好きになっちゃうよ。

そしたら・・・辛くなるんだよ。キミに好きになってもらえないことが。

気持ちを抑え込みながら、キミにちょっかいをかけるんだ。



返してくれる反応が、構えば構うほど倍になって増えるから、

もう、止められない

そうして・・・そのうち胸がぎゅうって苦しくなって

「あぁ、好きなんだな」って実感して

その・・・あの人を羨ましく思う。




一緒に過ごした日。とっても楽しくて、すっごく幸せだった。

あの日だけは、キミを自分のものだと思った。

だから余計に、二人で買い物をしてるところに出くわしたとき、

胸が痛かった。直視できなかった。笑って挨拶してあげられなかった。



今なら、まだ、「羨ましい」で済ませられる。





よくわからない人に呼び出されたのを思い出した。
欲しい想いじゃない想いは、欲しくない。
このままぶつけても、困るだけだ・・・






雪が・・・降っている。



同じ想いが積もるばかりで、視界はずっと白いままで。

空も、道も、見る世界が全部白いから、何色にも染まっていないから、

キミのことばかり考えているから、

この白い世界を知らず知らずのうちに"キミ"色で染めている。

"キミの思い出"という話を、投映してしまっている。


雪は確実に積もっているのに、雪の量はどんどん増えているのに、

目に映るのは同じ"真っ白"で、雪が降っても降っても変わらないから、

「想いはどんどん強くなるのに、キミとの間に何も起こってくれない」

ってことに似てると思った。



顔を上げた。

雪が顔に貼りついた。

とけた。



さみしそうに立っているキミを見つけてしまったから、

キミに降り積もる雪を払い落とす役を申し出る。




雪が、とける。

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
掲示板、
ブログ等に
リンク
URL▼

リンクタグ▼
歌詞タイトル 雪がとける
公開日 2007/03/19
ジャンル 詩(ポエム)
カテゴリ 片思い
コメント お初です。よろしく。外の雪を見て作りました。
ちょっとくどいかも
七斗さんの情報













うたまっぷTOP作詞スクール歌詞検索自作歌詞愛ことば便アーティストクリップうたまっぷインディーズ俳句・川柳
お問い合わせ歌詞リクエスト登録リンクURL登録音楽関係リンクサイトについてプライバシーポリシー
うたまっぷ