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優しさという名の刃
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作詞 雨弓 |
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正義感なんて捨てなくてはならないほど
現実はとてもシビアで
自分の身だけを守る仮面を
皆つけて虚しく笑った
人々は嘘をつき 騙しあって
それでも物足りなくて
やがて暴力で他人の仮面を
剥ぎ取るようになってしまった
そしてより厚い仮面を付けた
誰にも素顔を知られたくないと
ある日彼は刃を手にした
あたしの仮面を叩き割るための刃
彼は刃をあたしに振り下ろした
ヒビの入った仮面からもれた 小さな光
「剥がすも直すもお前次第」
そう言い残し彼は消えた
直すことは出来なかった 光を知ってしまったから
闇がとても恐ろしくなった
ヒビに指を挟み 力いっぱい剥がした
そこに彼は居た 仮面のない姿で
仮の顔は捨てた すべきことが見つかったから
ここから引き返さなくちゃ そしてあたしも彼と同じように
一歩踏み出した 光のあるほうへ
左手には 優しさという名の刃
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