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未来の種
作詞 雨弓
幸せ指折り数えて

あの、大好きな唄を口ずさみスキップ

人気のない道で笑顔で空見上げ

澄んだ声を響かせる、そんな少女を知っていた


優しい太陽から目をそらし

いつも斜め45度を見つめる

大好きだったたんぽぽをぐしゃりと踏み

濁った瞳でそれを見つめ、途方に暮れる彼女



誰が一目で、二人が同一人物だと見抜けるだろう



何を間違えてきた?

人並みに、笑い、泣き、怒りってきたつもりだった

それでもいつも、届かない彼女の手

空を掴んでは虚しさをかみ締めまた歩いてゆく


小さな石ころ蹴っ飛ばしても心は晴れなくて

今は眩しすぎて見ることの出来ない夕日をちらっと伺った

ふいに、涙がこぼれてきた

きっと、眩しすぎたんだ



この世界が。



私はひどく汚れた。

そんな事実、認めたくなかった

そして、それに背を向け、今まで歩んできた

その結果、私は表情を亡くした。


世界はあたしを置いてけぼりにして

また他の人のための明日を彩りだす

どんなに踏み出しても変わらない自分の足を罵り

輝かしい未来の芽を、自ら引きちぎった



気付いたときにはもう遅い。


もう戻れない、

未来の種を両手いっぱいに抱えたあの頃。

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル 未来の種
公開日 2007/09/25
ジャンル その他
カテゴリ その他
コメント 過去に想いを馳せる女の子の姿を描きました。
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