|
|
|
無力
|
作詞 雨弓 |
|
汗と涙と雨と鼻水
なんなのかよく分からないけれど、みんなの頬を濡らしてく
せっかくひとつになれたのに、病院へ運ばれていく仲間達
子供じゃなにもできない歯がゆさに、唇をかみ締めることしか出来ない
所詮まだまだガキ扱いなのだ
ひとつになれた仲間を心配して何が悪い?
駆け寄ることになにか問題でもある?
わかってる わかってるよ
あたしなんかに出来ることなんてないことくらい
それでも、彼らの側にいたい
そう思ってはいけないのですか?
只自分の無力さを呪い
人前で泣くなんてみっともないことを無意識でやってのけて
それでもこぼれていく涙が止まらない
負けて悔しいのか
声援を受けて嬉しいのか
仲間をが傷つき悲しいのか
訳の分からない水で会場はあふれてく
傷と涙を分け合った仲間達は
あたし達のいない病院で目を覚まし
呼吸することの苦しさに耐え
身をよじって涙することでしょう
嗚呼、皆ただ自分の無力さを呪うだけ
|
|
|