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僕のハーモニー
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作詞 おく |
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夜風が舞う
月の下
雲と共に
どこへ行く
静寂と無色の
実在しない部屋に着く
いつまでも偽者だった僕は
君がいなくなってから気付く
本当の僕にやっと会えた
「ただいま」
「変わりないね」
僕は相変わらずダメだった
「どうだった?」
「あぁ 幸せだったよ」
動かない景色が戻ってくる
綺麗な思い出で少し模様替えでもしようか
「またどこか出かけるの?」
「いや、偽者の僕は疲れたよ」
「おやすみ」
本当の僕は寂しがりやらしい
それを忘れるくらい幸せだった
偽者でも僕は
どこか心地よかった
我慢、嫉妬、不安、怒り、悲しみ
本当の僕を突き飛ばして
僕は偽者を演じきった
それを僕は愛と呼んだ
それは違うと君は言った
違ってもいい
君と反対に歩きたくない僕だから
一緒がいい
偽者も本物も僕はそう思ってる
偽者と本物は一つになる
独りになった僕は
涙を少し流して眠る
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