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赤い糸
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作詞 ハルザキ |
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今宵夢の中には貴方様がゐるのです
私の思いと貴方様の思い
ころころと繋がつて私達を結ぶのです
もうしばらくは会えないのでせう
我侭を言ふことすらできませぬ
甘えれば良いと貴方様は仰いますが
嗚呼我が身はそれすら拒みます
きりきりと細い糸
小指に滲むは赤い色
結ぶ糸が白いなら
きっと赤く染め上げませう
断ち切れることのないやうに
目が眩むほどの赤色に
私ばかりが愛しているのか
そんなことばかり思ふのです
愛しているといふその言葉
どこまで信じていいのでせうか
ぐるぐると紡ぐ糸
切れないやうに延々と
結ぶ糸が白いなら
きっと赤く染め上げませう
なればこそこの小指には
目が眩むほどの赤色が
この糸を辿つてゆけば
貴方様がゐるのです
どれほど遠くへ離れていても
この糸こそが導きです
夢の通ひ路
今宵も向かう
巻き付けた糸の結ぶ先
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