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病的日常
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作詞 ハルザキ |
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さてさて
朝よ、起きなさい
その一言で今日も目が覚める
その一言で今日も一日が始まる
はやくご飯食べちゃって
ちょっと寝坊した
慌てて朝ごはんをかきこみ
歯を磨いてドアを開け
スタートダッシュは抜群だけど
途中で疲れて足を引きずる
朝のラッシュ 混み合う電車
ぎゅうぎゅう詰めになって
ちっ ジャマだなぁ
心の中で悪態ついて
なんとか自分のスペースを確保
ほっとする間もなくなって
人混みに押されて気分はイライラ最高潮
やっと着いたよ
おっす おはよー
学校の仲間に出会う
同学年だから友達だとか
同じクラスだから仲間だとか
そんなのは嘘だ。
おい見ろよ あいつがいるぜ
げーキモー 朝からついてねー
いつの間にか当然のように
クラスの一人がいじめの対象
顔を顰めて指差してみる
そいつは俯いて駅を足早に去っていく
おい、後ろからおしてみようぜ
えーさわりたくねーんだけど
後で洗えばいーじゃん 石鹸でさ
むしろ洗剤?
そいつの小さな背中を思いっきりドンと叩く
そいつがよろめくのをみて忍び笑い
おっす
・・・
シカトかよ いいご身分だな
べ、別に・・・
喋んな、キモイんだよ バーカ
声をかけて期待をさせて
そこで一気に突き放す
なんてなんて残酷で楽しい
こんなことをする俺らは病んでいる
そしてそれを楽しむ俺らは狂っている
・・・・・・
恨みの視線なんて気にするもんか
てめぇは俺らにゃ逆らえねぇよ
仕方ねぇんだ 許してくれ
許さなくてもいーけどよ
俺だってさ
毎日毎日 友達のしょうがない話につきあって
親に過剰期待されて
疲れてんだよ ストレス溜まってんだよ
なぁ、悪ィな
もうちょっと俺らの玩具になってくれ
分かるか、お前は辛いだろうけどな、俺だって辛いんだよ
痛くて辛くて苦しいんだよ。
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