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風船
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作詞 ドクチル |
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時の流れに流されやすいこの体
あなたの指にさえ脆く弱い
命の重みを忘れさせられるほど
僕の体は小さく丸く軽い
気配という存在感を虚ろにして
ゆっくり世界を漂っていく
何も語らない独特の空間には
いくつもの気持ちがあって
それは有害なものもあれば
無害なもの少ないけどある
現代に生きる僕は例えいなくても
世界にもみ消される運命
もしもこの体が鋼でできているのならば
必ず悪巧みだって考えただろう
だって見慣れた主観は飽きちゃったから
夏でも寒い今から飛び立ちたい
砂漠は暑さを感じるものには強者
例えばここに存在する僕
ただでさえ灼熱の砂地で怖いのに
僕なんか見るだけでしぼむ
恐怖にも慣れたくらいの時期から
僕はゆっくりと凹凸を出す
小さい体が更に小さく縮こまっていく
いつ死に直面してもおかしくない
なのに辛うじて僕はここに存在している
それはどうしてなのだろうか
初めてのその疑問の答えを今見い出した
その答えは僕で遊ぶ彼が持っていた
愛されて壊したくないという欲望があるから
どうでもいいなんて思っていないから
僕も大切な者の中の一部と数えられているから
こんな嬉しい事が永遠に続くなんて..
ズボンのチャックを開けてしまえば僕は死ぬ
恥じらいなんて言葉を吐き出すその前に
全ての気持ちを曝け出しあなたの前に現れる
今までにみたことのない生態系となって
愛されて壊したくないという欲望があるから
どうでもいいなんて思っていないから
僕も大切な者の中の一部と数えられているから
こんな嬉しい事が永遠に続くなんて..
もしもこの体が鋼でできているのならば
必ず悪巧みだって考えただろう
だって見慣れた主観は飽きちゃったから
夏でも寒い今から飛び立ちたい
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