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春モヨウ
作詞 拓海
悩みがちな僕はいつも君に気をつかわせて
春が近いからじゃない?なんて春のせいにして
実際そんな深い悩みでもないんだ
季節の入れ替わる風が僕を不安にさせるだけ


冬が嫌いなんだ はやく春にならないかな
あったかい風 鳥の鳴き声 君の鼻歌
君がそれを歌えば春がきたって思えて
僕は今回も春と君が大好きになってるよ


心の隙間に容赦なく吹き抜ける誰かの風
何も言えない自分を責めるわけでもなく
家に帰ってなんだか寂しくなるけど
君に話す勇気などない


二人の間をつなぐ春の風
吹けよ吹いてくれよ 僕から君の場所まで
そしたらこの想いをそれにのせて
春モヨウと君が重なるときに僕はいつも
君の大切さに気付かされるんだ
愛したくなくても愛してしまう
悩む季節と笑う君




多くの人を愛したことない僕はいつも
あったかいからなんて君を散歩に連れだして
歩きすぎたこの道に咲いてる花
今年は早めに咲いてる花が君を曇らせる


春が大好きで 今日もいつものベンチに座る
元気な子供 幸せな景色 春色の君の髪
近くで見る君の姿は僕の目を乾かして
なんてことのない仕草が僕の春モヨウを色づける


出会いと別れが多いこの季節はなぜか素敵
君とこれを迎える度にあの日を思い出すよ
家に帰って引き出しから君を探すけど
途中でやめて一人でベンチに


最近まともな空気を吸ってない
吹けよ吹いてくれよ 僕と君のまわりだけ
そしたら知らぬ間に素直になれたりして
君の背中から広がる景色を見たら僕は
両腕で景色ごと君を抱きしめる
優しさがやせ我慢にかわる
春の香りと君の香り




なにげなく吹いた口笛が
気がつけば僕らのメロディー
髪の色の理由が僕だって知らなくても
僕の大好きな色




窓の前に立って見えたあの木
吹いてた吹いてるんだ なにげない場所に
あの時の気持ちを置いた場所を見つけた
自分から出ていた外向きの風を君は
何も言わずに笑顔で受けてくれて
今の僕を待っていてくれた


花びらのように落ちた寂しさ
気付いた気付いたよ あの木が見える景色
ロマンチックな景色なんて用意しなくても
四角から広がるピンク色と揺らす風が
君と僕の間をつなぐあったかい手
揺れる髪と僕のくしゃみ

にじんでいく春モヨウ

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル 春モヨウ
公開日 2007/03/21
ジャンル 詩(ポエム)
カテゴリ
コメント 春の唄ができました。
やっぱり春っていいですね。
おまたせー。
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