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「」と確かに言ったんだ
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作詞 智空 |
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この狭い 狭い世界で 僕らは出会ったんだ
真っ黒な目をした 君を見つけたんだ
自分が 嫌いだと 呟くのを聞いたんだ
そんな君の声が 美しいと思ったんだ
気付いたら 朝だった
気付いたら 恋だった
あの空 超えて
君はまた夢の向こうへ
その君の腕を全力つかみ
嫌がる君を抱きしめた
「僕を見て」と言い続けた
この暗い 暗い世界で 僕らは出会えたんだ
苦しそうな眼をした 君に気付けたんだ
世界が 怖いのと 震えるのを知ったんだ
そんな君の顔を 笑わせたいと感じたんだ
気付いたら 夜だった
気付いたら 愛だった
あの鍵 壊して
君はまた海の向こうへ
その君の心の壁ノックして
怯える君を引き出した
「君が好き」と伝えたんだ
真っ暗な空は明けなくて
真っ黒な夢に侵されて
誰にも聞こえない声で叫んでいた
君は「死にたい」と呟いた
だけれど君は僕の手を掴み
「助けて」と確かに 言ったんだ!
気付いたら 君だった
気付いたら 僕だった
あの夢 消して
君はまた雲の向こうへ
その君の目を全開で見た
首振る君の顔を押さえ
「大丈夫」と呟いた
君はまた夢の向こうへ
その君の夢をぶっ壊した
怖がる君に口づけた
「助けるよ」と抱き合った
君は僕の手を取り
「生きたい」と確かに言ったんだ。
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