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お さ か な
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作詞 ずるみる |
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咽かえるような蒼の中で
ちっぽけなハネのばしてるんだ
馬鹿みたいに喘ぐ僕は
いつだって空探してるんだ
想い出に涙するあなたは可哀想
いまだ暗い洞窟の中で息を潜めている
人魚姫から奪った声で
すすり泣く声は空には届かない
必死に叫んでみた所で言葉は蒼に呑み込まれる
懸命に求めた青はまだみえない
胸いっぱいに酸素満たして
言いたいんだ 言葉を僕に頂戴
残酷なくらい眩しい光の中で
ちっぽけな僕はもがいてるんだ
鳥のような羽根を持たない僕は
休んでいることも許されない
美しい声を捨てたあなたが唄う
ひどくしゃがれた声で愛を綴っている
泡になるのを待ち望んでいたのは
誰でもない彼女だったのに
がむしゃらに生きた所で証は蒼に融けていく
手を伸ばしもがく事をやめた僕は
ゆっくりと深い蒼に沈んでく
欲しいんだ 光よ僕を映して
伝えたいものがあるんだ
いつまでも語り継がれるような
立派なものではないけれど
そんな陳腐なもののための命だった
おおきな空がないていたんだ
さけびつかれて彼女はしんだんだ
かなたの光とどかなかったんだ
なきながらそれでも唄うんだ
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