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放課後
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作詞 詩月 |
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放課後の校庭には もう
誰もいなくて
野球ボールが 一つ転がってた
思わず 空に投げてた
いつもと同じ 帰り道を
寄り道せずに
帰ったけれど 誰もいない部屋が
少し 広く感じた
いつだっただろう?
ぬくもりを感じたのは
楽しかった あの頃の思いでは
机のメッセージにはなくて
思い出せないほど 遠く感じた
辛い時に 辛いと言えなくて
寂しい時に 膝を抱えてた
嬉しい時に 誰もいなくて
ねぇ どうして? そんなに遠いの
一人ぼっちは 退屈だったから
僕の秘密基地で 一人空見てた
迎えに来てくれると ずっと信じていた
僕は いつまで待てばいいの?
いつのまにか雨が降ってた
「バイバイ」なんて 言わないでよ
僕はまだ 遊べるから
ほら こっちだよ
空は もう暗いけど
TVから聞こえる 話し声が
うらやましくて
時計ばかり気にしてる
自分をなんだか 遠く感じていた
僕はここに居るのに・・・
会いたい時に 会えなくて
泣きたい時に 泣けなくて
笑いたい時に 涙がこぼれた
ねぇ 僕は 何にも要らない
ご飯も食べたし 片付けもしたよ
宿題も終わったし 他に何しようかな?
TVゲームも もう飽きちゃったよ
なんだか寂しくなった
なんだか悲しくなった・・・・
いつもいつも 待ちくたびれて
冷たいベンチで 空を見上げてた
満天の星も もう眠る頃に
駆けてくる靴音が響く
一緒に手つないで お家に帰ろうよ
あの角を曲がったら もう見えるから
駆け出した影が 僕に笑いかけた
「おかえり」と 声が聞こえた
心の真ん中が 熱いよ・・・・
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