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Sorrow
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作詞 久遠麻貴 |
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黒い靴を履き 茂る森を彷徨う
霞の中でまだ忘れられない貴方想う
地に蹲り嗚咽するのも
冷たい墓石を抱きしめるのも
それは死者への弔いではなく
私による私への自己満足なのでしょう
貴方が私に向けて微笑んでいたならば
少しは慰めにもなったのでしょうか
しかし安らかとはいいがたい土色の顔に
誰が涙を流さずにいられましょう
黒い靴履き 屍を踏み越える
霞の中でまだ捨てきれない貴方想う
葬式に参列しないのも
写真に涙零すのも
それは死者への弔いではなく
私による私への慰めなのでしょう
降り注ぐ温かい言葉も
私の耳は唯の無機質な雑音としか受け取らないらしい
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