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風は吹くから
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作詞 LEAVEY |
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さっきの笑顔の訳を知りたくて
目を閉じたまま思い出している
流れた時間は波にさらわれて
夜の明かりが少し溶けた
からっぽになった僕の右隣
絡まる気持ちがうずくまる
はしゃぎすぎたかな 扉は閉まって
各駅は明日へと走るけど
星のない空を見上げても
街灯が影を照らすだけ
風はいつの日でも透明で
静かに君の髪を揺らした
振り絞る声も消えてしまいそう
始まったばかりと思っていたのに
いつしか笑顔も思い出になる
雨上がりの様なぬるい空気
僕らの場所がまた遠ざかって
そのうちカーブで見えなくなる
窓に映る僕は忘れずにいるかな
些細な瞬間のざわめきを
ちぎれ雲浮かぶこの空は
僕らの言葉を響かせる
風はいつの日でも透明で
ただ強く街路樹を揺らした
闇に浮かぶ花火とか
遠くで回る観覧車に重ねた未来は
こんなにも綺麗で だけど儚くて
窓に映る僕は忘れずにいるかな
些細な瞬間のざわめきを
星のない空を見上げても
街灯が影を照らすだけ
さよならにも似た一言は
海の匂いが運んで消えた
一人きりの道を歩いても
こぼれる涙の味を覚えても
戻れない日々を恨んでも
それでもきっと風は吹くから
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